※本ページはプロモーションが含まれています
結論、賃貸で火災保険に「入らない」という選択は、現実的にはほぼできません。ただし不動産屋が指定してきた保険にそのまま入る義務はありません。
「保険料が高い気がするけど、断ったら契約自体が流れるのでは」と不安になっている人は多いはずです。Yahoo!知恵袋にも、指定の火災保険を断ろうとして揉めた相談がいくつも投稿されています。
ひとりで悩まなくても、だいじょうぶです。
この記事では、実際に「入らない」を選んだ人や、不動産屋に断られた人、自分で加入して安く済ませた人の生の声を集めました。それをもとに、賃貸の火災保険との付き合い方をやさしくまとめます。
- 火災保険そのものへの加入は法律上の義務ではないが、賃貸契約の条件にされていることが多い
- ただし「不動産屋が指定した保険会社」に入る義務までは無いケースが多い
- 自分で選んだ保険に切り替えて、2年で8,000円前後安くなった例もある
全体像:賃貸の火災保険『入らない』早見表
まずは、「入らない」という言葉が指す4つのパターンを整理します。同じ「入らない」でも、状況によって結果は大きく変わってくるでしょう。むずかしく考えなくても大丈夫です。
| パターン | 実際にできるか | 起こりやすい結果 |
|---|---|---|
| 保険そのものに一切入らない | ◎ほぼ不可 | 入居審査・契約自体を断られる |
| 指定の保険を断り自分で加入 ← 現実的な選択 | ○条件次第で可能 | 年間の保険料を抑えられることがある |
| 保険料だけ値切る(同じ保険で交渉) | △難しい | 保険会社が決めた金額のため交渉余地は薄い |
| 更新を忘れて無保険になる | △起こりうる | 補償の空白期間ができ、退去時にトラブルになりやすい |
▶ 現実的な「入らない」は、指定の保険を断って自分で選ぶことを指している場合がほとんどです。
法律上の義務?入らないと契約できない理由
まず前提として、日本には「賃貸入居者は火災保険に入らなければならない」という法律はありません。
この質問に対する回答の多くも、「法律上の義務ではない」という点では一致していました。ただし、賃貸借契約は当事者どうしの合意で内容を決められます。
ゆっくり、いきましょう。
そのため、「火災保険への加入」を契約の条件にすること自体は違法ではありません。契約書に条件として書かれている以上、断れば入居審査そのものに影響します。
この相談のとおり、多くの人が混同しているのは「保険に入ること」と「指定の保険会社に入ること」です。前者はほぼ避けられませんが、後者は交渉の余地があります。
覚えておくだけで、気持ちがずいぶん楽になるはずです。
「入らない」以外の現実的な3つの選択肢を比較
「指定の保険を断る」と決めても、その先には3つの道があります。ひとつずつ、年額の目安とあわせて見てみましょう。
| 指定の保険にそのまま入る | 現実的 自分で安い保険に入る |
今ある保険・共済で足りるか確認する | |
|---|---|---|---|
| 年額の目安 | 9,000円前後 | 4,500〜5,000円 | 5,000〜6,000円程度 |
| 手間 | ◎少ない | ○申し込みだけ | △特約の確認が必要 |
| 注意点 | 割高になりやすい | 補償内容を同等にそろえる必要がある | 借家人賠償・個人賠償の特約が無いと使えない |
▶ すでに家族の火災保険や共済がある人は、まず特約の有無を確認するのが近道です。
このベストアンサーでは、不動産業者が提携する保険は相場の2倍近いことが多い、とありました。
県民共済なら年間数千円で済み、毎年2,000円前後の割戻金も戻ってくるそうです。
ただし別の回答では、共済に「借家人賠償責任」と「個人賠償責任」の特約が付いていなければ意味が無い、という指摘もありました。
安さだけで選ぶと、肝心なときに使えない共済になってしまいます。
すでに家族の保険や共済がある人は、解約する前に、この2つの特約が付いているかどうかを保険証券で確かめてみてください。証券が手元に無ければ、保険会社へ問い合わせるだけでも分かります。
実際に入らなかった人はどうなったか
知恵袋を見渡すと、意図的に「入らない」を選んだ相談より、更新を忘れて結果的に無保険になっていたという相談のほうが目立ちました。
この質問への回答は「契約自体は今からでもできるが、手続きが終わるまでは無保険の状態」というものでした。つまり、入居中に火事や水漏れが起きても、その期間だけは自己負担になります。
だれにでも、あることです。
意図して「入らない」を選ぶ人は、実はそれほど多くありません。多くは保険料の高さに気づかないまま更新はがきを見落としてしまい、気づいたら無保険になっていた、というのが実際の姿でした。だれにでも、起こりうることです。
不動産屋・大家に指定の保険を断られた話
一方で、指定の保険を断ろうとして実際にトラブルになった相談もあります。
ひとりで、かかえこまなくてもだいじょうぶです。
この相談者は、契約後に別の保険へ切り替えたいと考えていました。回答では「指定の押しつけ自体は好ましくないが、内容が同等なら自分で切り替えられる」という指摘が複数寄せられていました。
けっして、めずらしい話ではありません。
ポイントは、断るタイミングです。契約の直前や契約が終わったあとに断ると、「話が違う」と揉めやすくなります。申し込みの最初の段階で「自分で加入したい」と伝えたほうが通りやすいという声が目立ちました。
自分で加入して安く済んだ話
実際に自分で保険を選んだ人の相談も見つかります。
すこしずつ、見ていきましょう。
この相談への回答では、指定の保険なら管理会社が修理対応の間に立ってくれる、と説明されていました。自分で選んだ保険だと、保険会社・管理会社・自分の3者のやり取りを、自分ひとりで行うことになるそうです。安さと引き換えに、手間は少し増えることがあるわけですね。
それでも、補償内容さえ同等にそろえれば、保険料の差は決して小さくありません。
目安を、次の表にまとめてみました。
| 加入方法 | 2年間の保険料 | 補償内容 |
|---|---|---|
| 指定の保険会社 | 18,000円前後 | 家財300万円+借家人賠償2,000万円 |
| 自分で選んだ保険会社 | 9,000〜10,000円 | 家財300万円+借家人賠償2,000万円(同等) |
▶ 同じ補償内容でも、自分で選ぶだけで2年あたり8,000円前後安くなることがあります。
とはいえ、「自分で選べば2年で8,000円安い」と分かっても、どれを選べばいいかまでは分かりません。
賃貸向けの家財保険は年3,500円のものから、年1万円を超えるものまであります。借家人賠償が1,000万円の商品と2,000万円の商品では、いざというときの備えがまるで違います。
見るところは3つだけで、そこさえ押さえれば5分ほどで決まるでしょう。
もしこれから自分で入り直すなら、3社の保険料と補償を並べて見比べておくと、指定の保険を断るときの材料にもなります。
じゃあ、どの火災保険に入ればいいの?という人へ
自分で入れる3社の保険料・借家人賠償・家財の補償額を、各社の公式サイトで確認して並べました。年3,500円から入れる保険もあります。
とはいえ、保険料を8,000円節約できても、初期費用全体からすればまだ一部です。
敷金・礼金・仲介手数料・保証会社への支払いなどを合わせると、賃貸の初期費用は家賃の4〜5ヶ月分になりがちです。
お祝い金がもらえるサイトを経由すれば、この初期費用そのものを数万円単位で軽くできます。
もしこれから引っ越し先を探すなら、保険の見直しに加えてお祝い金サイトも合わせて確認すると、初期費用の負担をまとめて減らせます。
初期費用も一緒に抑えてみる(無料)
登録は無料・年会費などは一切かかりません
更新を忘れて無保険になっていた場合、何が起きるか
先ほど紹介した「更新忘れ」は、実際にどんな流れで起きるのでしょうか。よくあるパターンを追ってみます。
- 更新の案内はがきが届くが、他の郵便物と一緒に見落とす
- 保険期間が切れても、生活には何の変化も無いため気づかない
- 半年〜1年ほど経ってから、ふと保険証券を見返して気づく
この相談では、退去まで2ヶ月ほどという状況でした。回答は分かれていました。
一つは「保証はリスクを下げるためのものだから入ったほうがいい」という意見です。もう一つは「残り期間の火災リスクが低いなら、無理に入らなくてもよい」という意見でした。
つまり、正解は一つではありません。残りの入居期間と、そのあいだのリスクをどう見るかで判断が分かれる話ということです。どちらが正しい、という単純な話でもないでしょう。
では、もしこの無保険の期間中に、実際に事故が起きてしまったらどうなるのでしょうか。
無保険の期間中に事故が起きたときの流れ
たとえば、コンロの消し忘れで台所を焦がしてしまったとします。火災保険に入っていれば、修理費や家財の損害はある程度補償されます。
ですが無保険の期間中だと、その補償は一切ありません。部屋を元の状態に戻す原状回復の費用は、退去時にすべて自己負担になります。
もらい火ではなく自分の不注意が原因であれば、大家さんへの損害賠償も発生します。数十万円単位の出費になることも、めずらしくありません。
更新はがきを見落としがちな人ほど、スマホのカレンダーに満期日を登録しておくだけでも、こうした事態はかなり防げます。
今日、確認するだけで十分でしょう。
業者側の種明かし:なぜ不動産屋は指定の保険を勧めるのか
ここまで読むと、「なぜ不動産屋はそこまで指定の保険にこだわるのだろう」と疑問に思うはずです。その裏には、業者ならではの事情がありそうです。
不動産屋・管理会社側の事情
指定の保険会社を通すと、契約や更新の手続きを、不動産屋や管理会社の側でまとめて管理できるようになります。水漏れや破損が起きたときも、ふだんから付き合いのある保険会社のほうが、対応が早いのでしょう。
また、指定の保険会社から不動産会社へ、契約1件ごとに一定の手数料が支払われる仕組みがあるとも言われています。指定を強く勧める理由の一つは、この手数料収入にあると考えられます。
入居者側との利害のズレ
不動産屋の側には「対応のしやすさ」と「手数料」というメリットがありますが、入居者の側にとっては、保険料が高くなるだけということもあるでしょう。同じ補償の中身であれば、どの保険会社を使っても、入居者が損をすることはありません。
こうした利害のズレさえ知っておけば、「指定だから仕方ない」とあきらめずに済みます。まずは条件を確かめたうえで、交渉できないか考えてみましょう。
そんなに難しい話ではありません。
あなたはどのパターン?状況別の対応
ここからは、状況別に今できることをまとめます。自分に近いものを見てください。
むりをしなくても、だいじょうぶです。
申し込みの最初の段階で「火災保険は自分で加入したい」と伝えるのが最も通りやすいタイミングです。契約書に保険会社名まで指定されていないか、先に確認しておきましょう。
途中解約すると、残りの期間ぶんの保険料が戻ってくることがあります。ただし解約のタイミングによっては返金額が数百円程度になることもあるため、証券に書かれた保険期間を確認してから動きましょう。
まずは今日中に新しい契約を申し込むことが最優先です。手続きが終わるまでは補償が無い状態のため、後回しにするほど自己負担のリスクが積み上がります。
今すぐ動けば、それだけで安心につながります。
自分で火災保険に入る手順
自分で加入する場合の流れは、それほど複雑ではありません。最低限、次の手順を押さえておけば十分です。
それだけで、じゅうぶんです。
- 今の契約書を確認する(借家人賠償責任保険の金額・家財の補償額を確認、所要5分)
- 同等以上の補償の保険を探す(家財・借家人賠償・個人賠償の3点をそろえる、所要15〜30分)
- 申し込み前に管理会社へ連絡する(「自分で加入したい」意思を先に伝える、所要5分)
- 保険に加入し、証券のコピーを提出する(郵送かメールで送付、所要10分)
- 契約の期日までに手続きを終える(期日を過ぎると無保険期間が発生するため注意)
この5ステップさえ守れば、断られる・揉めるといったトラブルはかなり減らせます。ひとつずつ、順番にやっていけば大丈夫です。
よくある質問
Q. 火災保険に入らないとどうなりますか?
A. 火災や水漏れが起きたときの修理費・賠償金を、全額自分で負担することになります。契約の条件にされている場合は、そもそも入居自体が難しくなります。
Q. 賃貸の火災保険は自分で選べますか?
A. 補償内容が指定の保険と同等以上であれば、自分で選んだ保険に切り替えられることが多いです。ただし早めに管理会社へ相談しておくと揉めにくくなります。
まずは、いま入っている保険の中身を見るところからです。
Q. 指定の保険を断ると契約できませんか?
A. 契約書に保険会社名まで明記されている場合は、断ると審査に影響することがあります。明記が無ければ交渉できる余地は十分あります。
だめもとでも、聞いてみるだけの価値はあるでしょう。
Q. 更新を忘れたらどうなりますか?
A. 契約自体は今からでもできますが、手続きが終わるまでは無保険の状態が続きます。気づいた時点ですぐに申し込むのが安全です。
あせらなくても、だいじょうぶです。
まとめ:入らないという選択との付き合い方
賃貸の火災保険に「入らない」を貫くのは、現実的にはむずかしいでしょう。ただし、指定の保険会社に縛られる義務までは無いケースがほとんどです。
まずは今の契約書を見て、保険会社名まで指定されているかを確認してみてください。
指定が無ければ、自分で選ぶだけで年間数千円は変わってくるはずです。ちょっとした一言が、あとで大きな差になります。
賃貸の初期費用そのものを見直したい人は「賃貸の初期費用は値切れる」も参考になります。審査の通し方まで気になる人は「賃貸審査に落ちる人の特徴」、これから一人暮らしを始める人は「一人暮らしの初期費用」もあわせてどうぞ。
ただ、保険料を見直しても、初期費用のキャッシュバック対象かどうかまでは分かりません。
同じ引っ越しでも、対象の物件を選べるかどうかで戻ってくる金額は数万円単位で変わります。
保険の見直しで浮いた8,000円に加えて、対象物件ならさらに数万円が戻ることもあります。
もしこれから物件を決めるなら、契約前にキャッシュバック対象かどうかを確認しておくと無駄がありません。
ほんの少しの手間で、戻ってくるお金が変わってきます。
対象物件をチェックしてみる(無料)
登録は無料・年会費などはかかりません
暮らしのお金、次はどこから見直しますか?
「くらしのさいふ」では、はじめての一人暮らしと毎月のお金の悩みを、実際に調べた数字で解決しています。気になるところから読んでみてください。