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結論、内見は室内・共用部・周辺の15項目を、昼と夜の2回に分けてチェックすれば、住んでからの後悔はほぼ防げます。
「良い部屋だと思って契約したのに、住んでみたら後悔した」という声は、知恵袋にもたくさんあります。特に多いのが、昼の内見だけで決めてしまった失敗です。
この記事では、室内・共用部・周辺の15項目を早見表にまとめました。あわせて、昼と夜で見るべき場所の違いもお伝えします。
流されないための3つの宣言。
チェック項目に入る前に、この3つを心の中で決めておきましょう。担当者のペースに流されにくくなります。
- 「今日は決めません」と最初に言ってよい
- チェック中に「少し待ってください」と会話を止めてよい
- 「他の物件も見たい」と言ってよい
▶ 内見前にこの3つを決めておくだけで、営業トークに流されにくくなります。
内見15項目チェックリスト早見表(室内8・共用部4・周辺環境3)
まずは全体像です。当日はスマホ・メジャー・筆記用具を持っていくと、その場で写真と寸法を残せます。
15項目を、室内・共用部・周辺の3つに分けてみました。
| 区分 | チェック項目 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 室内 | ①日当たり・方角 | 隣の建物で日陰にならないか |
| 室内 | ②収納の広さと内部 | 扉を開けて奥行きと高さを実測 |
| 室内 | ③コンセントの数と位置 | 四隅と家具予定地の近くにあるか |
| 室内 | ④水回りの水圧・におい | 蛇口をひねって水圧と排水口を確認 |
| 室内 | ⑤壁紙・床の傷 | 入居前の傷は写真で記録 |
| 室内 | ⑥エアコンの試運転 | 冷風・温風が出るか電源を入れて確認 |
| 室内 | ⑦電波の入り具合 | 部屋の奥や浴室でもスマホ電波を確認 |
| 室内 | ⑧防音性 | 壁を軽く叩き、窓が二重サッシか確認 |
| 共用部 | ⑨駐輪場・駐車場 | 空きの有無と屋根の有無 |
| 共用部 | ⑩ゴミ置き場 | 収集日以外も放置されていないか |
| 共用部 | ⑪郵便受け・宅配ボックス | 鍵付きか、宅配ボックスの有無 |
| 共用部 | ⑫エレベーター・共用廊下 | 清掃状態と管理会社の対応の質 |
| 周辺環境 | ⑬最寄り駅までの実測時間 | 信号や坂道込みで自分の足で計測 |
| 周辺環境 | ⑭コンビニ・スーパーの距離 | 距離だけでなく閉店時間も確認 |
| 周辺環境 | ⑮夜の街灯・人通り | 帰り道の明るさと人通りの有無 |
▶ 15項目の中でも、見落としやすいのは防音・電波・夜の街灯です。
内見で後悔するのはどこ?知恵袋の生の声
内見をしても後悔する人は、実際どれくらいいるのでしょうか。知恵袋には、こんな声があります。
写真だけでは伝わらない情報がある、ということでしょう。騒音についての相談も見つかっています。
時間帯についてはこんな回答も寄せられていました。
オンライン内見の失敗談も見つかっています。
これらの声を分類すると、後悔の中心は「騒音」「におい」「雰囲気」の3つに集まっていました。いずれも、写真や資料だけでは分からない情報です。
【室内】見るべき8つのチェックポイント
①日当たり・方角
南向きでも、隣に建物があると日陰になることがあります。方角だけでなく、周りの建物の高さもあわせて見ておきましょう。
②収納の広さと内部
扉を開けて、奥行きと高さを実際に確認しましょう。カタログの「収納あり」の表記だけでは、荷物が入るかまでは分かりません。
③コンセントの数と位置
部屋の四隅と、家具を置きたい場所の近くにあるか確認しましょう。数が少ないと、延長コードだらけになってしまいます。
④水回りの水圧・排水音・におい
蛇口をひねって、水圧が弱くないか確かめましょう。排水口のにおいも、この段階でしか分かりません。
⑤壁紙・床の傷、へこみ
入居前からある傷は、退去のときの修繕費の対象にはなりません。国土交通省のガイドラインでも、入居時によく見ておくことが呼びかけられています。写真に日付入りで残しておくと安心です。
⑥エアコンの試運転
電源を入れて、冷風・温風がきちんと出るか確認しましょう。動作確認をしないまま入居すると、故障か汚れかの原因が分からなくなります。
⑦電波の入り具合
スマホの電波を、部屋の奥や浴室でも見ておきましょう。鉄筋コンクリートの建物は、電波が弱くなりやすい傾向があります。
⑧防音性
壁を軽くノックして、音の響き方を確かめましょう。窓が二重サッシかどうかも、防音性を左右する部分です。
【共用部】見るべき4つのチェックポイント
⑨駐輪場・駐車場
空きがあるか、屋根付きかを見ておきましょう。満車の物件だと、契約したあとで別の置き場所を探す羽目になります。
⑩ゴミ置き場
収集日以外にもゴミが放置されていないか見ておきましょう。管理状態は、住民のマナーを映す鏡になります。
⑪郵便受け・宅配ボックス
鍵付きかどうか、ダイヤル錠かを確認しましょう。宅配ボックスが無い物件は、再配達の手間が増えます。
⑫エレベーター・共用廊下
共用部がきれいに保たれているか見ておきましょう。管理会社の対応の質は、共用部の状態にそのまま出ます。
【周辺環境】見るべき3つのチェックポイント
⑬最寄り駅・バス停までの実測時間
不動産情報の「徒歩◯分」は、信号や坂道を考えずに算出されています。実際に歩いて、かかる時間を測っておきましょう。
⑭コンビニ・スーパーまでの距離と営業時間
近くにあっても、24時間営業とは限りません。閉店時間も、あわせて確認しておきましょう。
⑮夜の街灯・人通り
帰り道の街灯の数と、人通りの有無を確認しましょう。これは、昼の内見だけでは分からない項目です。
昼の内見でしか分からないこと・夜の内見でしか分からないことの違い
昼の内見では、日当たり・部屋の明るさ・周辺の生活音が確認しやすくなります。窓を開けたときの近隣の様子も、昼のほうが見えやすいでしょう。
一方で夜は、街灯の少なさや、隣室からの生活音、酔客の声などが分かります。知恵袋にも「夕方から夜にかけての、一番賑やかな時間帯に見るとよい」という声がありました(Yahoo!知恵袋)。
▶ できれば昼と夜、両方の内見が理想です。1回しか行けない人は、このあとの分岐を参考にしてください。
チェック漏れで発生する追加費用の具体例
チェックを飛ばすと、入居後に思わぬ出費が発生することがあります。ここでは、実際の金額目安を紹介します。
| 見落とし | 入居後に発生しうる費用 |
|---|---|
| エアコン未確認 | クリーニング代 8,000〜15,000円 |
| 騒音の見落とし ← 一番痛い | 短期解約違約金 家賃0.5〜2ヶ月分 |
| 傷の見落とし | 原状回復費用を誤って請求されるおそれ |
▶ お金への影響が一番大きいのは騒音の見落としによる、早めの引っ越しです。
エアコンの試運転を怠り、実際に使うときに汚れやカビへ気づいた場合、クリーニング費用は1台あたり約8,000〜15,000円かかります(くらしのマーケット)。
騒音を見落として早期に引っ越したくなった場合は、短期解約の違約金として家賃0.5〜2ヶ月分を追加で払うケースがあります(SUUMO)。フリーレントや敷金礼金なしの物件ほど、違約金が高めに設定されている傾向があるようです。
傷や設備の見落としを埋め合わせたい人は、初期費用の交渉もあわせて検討しましょう。「賃貸の初期費用は値切れる」で、応じてもらいやすい費目を確認できます。
不動産屋が内見を急がせる理由
「早く決めないと他の人に取られますよ」と言われた経験がある人も多いでしょう。この言葉の裏には、4つの仕組みがつながっています。
①契約が決まると、担当者に歩合や成果給が入る。
賃貸営業の給与は、契約件数に連動する会社が多いといわれています。厳しいノルマとインセンティブ制度が背景にある、という指摘もあります(CREDOWEB)。
②同じ物件は、他の不動産会社からも紹介できる。
物件情報は「レインズ」という業者専用のネットワークに登録され、どの不動産会社からも同じ物件を案内できます(LIFULL HOME’S)。目の前の担当者が決めさせなくても、他社経由で契約が決まってしまう可能性があるのです。
③「早く決めないと無くなる」は、嘘ではなく営業トークでもある。
人気物件が本当に埋まりやすいのは事実です。同時に①と②の事情から、担当者にはその場で決めてもらいたい動機がある、と考えられます。
④対抗策は「急かされても即決しない基準」を先に持つこと。
「今日は返事をせず、一度持ち帰って15項目を見返す」と決めておけば、急かされても迷わず断れます。焦って決めた部屋ほど、あとから後悔しやすいものです。
状況分岐:昼しか行けない人・遠方で1回きりの人・夜しか行けない人
同じ内見でも、行ける回数や時間帯によって、見るべき優先順位は変わってきます。自分に近いものを見てください。
日当たりと室内は昼にしっかり確認しましょう。夜の様子は地図アプリのストリートビューと周辺の口コミで補い、契約前にもう一度だけ夕方に周辺を歩いてみるのもおすすめです。
1回の内見で、優先度の高いところから見ましょう。防音・水回り・夜の街灯の3つは、写真や動画だけでは絶対に分かりません。
日当たりは、口コミサイトや周辺のレビューで補いましょう。夜の内見では、防犯灯の数と人通りを重点的に確認してください。
内見でやりがちな失敗と注意点
複数の物件を1日で回ると、記憶が混ざってしまいます。写真は物件ごとにフォルダを分けて撮っておきましょう。
担当者の説明だけを信じて、自分の目で確かめない失敗もよくあります。「聞いていた話と違った」という後悔は、このチェック不足から生まれるものです。
契約を急かされて、その場で即決してしまう失敗もあります。「一度持ち帰って検討します」と伝えるだけで、冷静な判断がしやすくなるでしょう。
最低限これだけ!時間がない人向け5つのチェックリスト
15項目を全部確認する時間が無い人は、この5つだけでも見ておきましょう。
- 日当たり・方角
- 水回りの水圧・におい
- 防音性
- 最寄り駅までの実測時間
- 夜の街灯・人通り
▶ この5つは、後から取り返しがつかない項目ばかりです。
とはいえ、15項目を見ても、初期費用そのものが軽くなるわけではありません。
エアコン未確認なら後からクリーニング代8,000〜15,000円、騒音を見落として早期解約すれば家賃0.5〜2ヶ月分の違約金です。
内見でしっかり見極めた上で、初期費用まで抑えられれば、引っ越し全体の負担はぐっと下がるでしょう。
もしこれから物件を決めるなら、内見OKの物件を対象にお祝い金がもらえるサイト経由で申し込むと、負担をさらに減らせます。
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よくある質問
Q. 内見は何件くらい回るのが普通ですか?
A. 3〜5件が目安といわれています。回りすぎると、優先順位がぶれやすくなります。
Q. 内見は昼と夜どちらか1回しか行けません。どちらを優先すべきですか?
A. 日当たり重視なら昼、静かさ重視なら夜を優先しましょう。どちらか迷う人は、次の章の分岐を参考にしてください。
Q. 内見のときに写真は撮っても大丈夫ですか?
A. 多くの物件で問題ありません。念のため、担当者に一声かけておくと安心です。
Q. 気に入った部屋が見つかったら、すぐ申し込むべきですか?
A. 人気物件なら早めの判断が必要です。ただし、その場の即決は避けて、一度持ち帰ってから15項目を見返しましょう。
まとめ:内見の次にやること
最低限これだけ守れば、入居後の後悔はほぼ防げます。15項目を、昼と夜の2回に分けて見ておきましょう。
内見で気に入った部屋が見つかったら、初期費用を下げる相談もしてみましょう。「賃貸の初期費用は値切れる」で、応じてもらいやすい費目を確認できます。
家賃が自分の手取りに見合っているかも、契約前に確認しておくと安心です。「家賃は手取りの3割は嘘?」もあわせてご覧ください。
引っ越し費用の一部を取り戻したい人は、「賃貸お祝い金サイトおすすめ5選比較」でお祝い金という制度も確認しておきましょう。
とはいえ、内見で15項目チェックしても、どのお祝い金サイトを使うかまでは決まりません。
同じ物件でも、サイトによって対象になるかどうか・振込のタイミングが違います。
契約前に比べておけば、内見の手間を無駄にせず、もらえるはずのお祝い金を取りこぼさずに済むでしょう。
もし内見する物件がもう決まっているなら、その前に2社を比較しておくと、条件に合う方をすぐ選べます。
とはいえ、比較を後回しにすると、気に入った部屋の契約タイミングを逃してしまいます。
3〜5件の内見を終えて本命が決まった今が、比較するのに一番良いタイミングです。
2社の条件をその場で見ておけば、契約直前に迷わず動けるでしょう。
もし本命の部屋がもう決まっているなら、今のうちにスモッカとDoor賃貸を比べておきましょう。
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