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結論、「一人暮らしは2階以上にすれば安全」という説は半分正しく、半分は思い込みです。ベランダや窓からの侵入はしにくくなりますが、共用玄関の見通しや照明、隣接する物置・電柱の有無のほうが効いてくることもあります。階数だけで安心・危険を決めつけないことが大切です。
「2階以上が防犯上いいと言われてるけど、ほんとに?」「1階じゃダメなの?」。そう思って検索したなら、その疑問はとても自然です。
ここでは、階数と防犯の関係を、知恵袋の実際の声とあわせて見ていきます。階数以外に見るべき条件や、階数を上げると変わることも、順番に整理しました。
ひとつずつ、いっしょに見ていきましょう。
- 「2階以上=安全」は条件つきで正しい目安。共用玄関の造りや隣接物のほうが効くこともある
- 最上階・角部屋には階数とは別のリスクがある
- 階数を1つ上げると、家賃だけでなく虫の出やすさ・日当たり・エレベーター待ちまで変わる
結論:「2階以上なら安全」を鵜呑みにしない
「女性の一人暮らしは2階以上」という話は、多くの防犯記事やSNSで見かけます。理由は単純で、地面に足がつかないぶん、ベランダや窓からの侵入に手間がかかるからです。
ただし、これは「他の条件が同じなら」という前提つきの話です。1階でも柵や人通りが多ければ、防犯性は上がります。逆に2階以上でも、共用の足場やベランダ伝いに移動できる造りなら、階数の効果はうすれます。
むずかしく考えなくて大丈夫です。ひとつずつ、じゅんに見ていきましょう。
検証①1階でも防犯性を上げる方法
1階がすべて危険というわけではありません。次のような条件がそろえば、1階でも防犯性は上がります。
| 1階で防犯性を上げる条件 | 効果 |
|---|---|
| 敷地のまわりに柵・生垣がある | 外からの見通しと侵入経路の両方をせばめられる |
| 人通りの多い道路・お店に面している | 人目があるぶん、あやしい行動をとりにくくなる |
| 窓に面格子・防犯フィルムがある | こじ開けやガラス破りに手間がかかるようになる |
| 管理人が常駐・巡回している | 建物全体が「見られている」空気になる |
▶ この4つがそろえば、階数にこだわりすぎなくても選択肢が広がります。
知恵袋でも、この点にふれた回答がありました。
1階だからと最初から候補を外すのではなく、周囲の環境まで含めて見てみましょう。意外といい物件に出会えることもあります。
検証②2階以上でも油断できない危険なケース
逆に、2階以上を選んだからといって、安心しきるのも早すぎます。次のような造りには注意が必要です。
- 共用の外階段・通路が、ベランダのすぐ横を通っている
- 隣の建物や物置・自転車置き場から、手がとどく距離にベランダがある
- 電柱やエアコンの室外機が、足場になる位置にある
- 最上階は、屋上や非常階段からの侵入経路が別にできる場合がある
最上階・角部屋ならではの注意点
最上階については、こんな回答も見つかりました。
眺めが良く、上を歩く人もいない。そんな最上階にも、屋根や外壁からの経路という弱点があります。角部屋も、窓の面する方向が多いぶん、確認すべき場所が増えます。
「上の階だから絶対安全」ではない。この前提を、内見のときに一度思い出してみてください。
「2階以上は安全」を知恵袋の声で検証
Yahoo!知恵袋には、階数と防犯についての質問と回答が、たくさん寄せられています。実際の声をのぞいてみましょう。
回答の中には「女性で1階での犯罪発生率は70〜80%」という数字を挙げるものもありました。ただ、これは回答者ひとりの体感であって、警察庁などの公的な統計ではありません。数字の独り歩きには気をつけたいところです。
共通しているのは、「階数だけで安全・危険が決まるわけではない」という点です。玄関の位置や共用部の造り、ベランダの隣接まで見ている人が多いと分かります。
むりせず、じぶんの目で確かめながら、判断材料を増やしていきましょうね。
階数より見るべき5つの条件【内見チェック】
階数は、あくまで判断材料のひとつです。内見のときは、次の5つも一緒に見ておきましょう。
| チェック項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 共用玄関の見通し | 外から中の様子が見えすぎないか、死角がないか |
| 共用部の照明 | 玄関・駐輪場・階段が、夜でも明るいか |
| エレベーターの位置 | 部屋の玄関から近すぎて、乗り降りが見られやすくないか |
| 郵便受けの造り | 鍵つきか、中が外から見えないか |
| ベランダの隣接 | 隣の建物や物置、電柱から足場になりそうな距離がないか |
▶ 内見では、部屋の中だけでなく共用部分まで一緒に見るのがコツです。
内見で具体的に何を見ればいいかは、「内見チェックポイント15」でも詳しく解説しています。あわせて見ておくと、見落としがぐっと減りますよ。
とはいえ、これだけの条件をひとつずつ内見で確かめるのは、正直かなり手間がかかります。
見通し、照明、エレベーターの位置、郵便受け、ベランダの隣接。5つ全部を毎回見るのは時間もかかり、写真だけでは分からない部分も多いものです。
理想は、条件検索の段階である程度しぼり込んでおき、内見の回数そのものを減らすことです。
もしこれから物件を探すなら、階数やオートロックの条件で先にしぼれるサイトを使うと、内見の手間も減らせます。
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結局、防犯を優先すると家賃はいくら上がるの?と気になる人へ
階数だけでなく、オートロックやモニター付きインターホンまで条件に含めた場合の家賃差を、編集部の試算表で具体的に確認できます。
階数を上げると変わること|家賃・虫・日当たり・エレベーター待ち
階数を上げると、防犯以外にも変わることがあります。良い面も、そうでない面も、正直に並べてみますね。
家賃・虫・日当たり・待ち時間の変化
| 項目 | 階数を上げると |
|---|---|
| 家賃 | 2階以上の条件だけで+2,000〜4,000円ほどが目安(編集部試算) |
| 虫の出やすさ | 1階に比べて、虫が入りこみにくいと言われている |
| 日当たり | 周りの建物にさえぎられにくく、良くなりやすい |
| エレベーター待ち | 通勤・通学の時間帯は、待つ場面が増えやすい |
▶ 家賃以外にも虫・日当たり・エレベーター待ちまで含めて考えると、あとで後悔しにくくなります。
家賃の上乗せ額は、女性の一人暮らしの防犯の記事で、オートロックやモニター付きインターホンまで含めた試算を紹介しています。
あなたはどのタイプ?状況別の階数の選び方
1階でも、柵や人通りの多さ、窓の防犯フィルムで補えるでしょう。階数以外の条件を、先にチェックしておきましょう。
階数に加えて、共用玄関の見通しと照明もあわせて見ておくと、選び方の精度が上がります。
眺望や静かさは魅力ですが、屋上や非常階段からの侵入経路がないか、内見でたしかめておきたいところです。
階数を1つ上げるだけでも変わりやすい部分なので、防犯とあわせて優先順位をつけるといいでしょう。
なぜ不動産会社は「2階以上」を勧める理由
内見や物件相談で「女性なら2階以上がおすすめですよ」と言われた経験がある人も多いはずです。これは間違いではありませんが、背景も知っておくと判断がぶれにくくなります。
2階以上やオートロックといった条件は、需要が集まりやすく、家賃が下がりにくい人気の条件でもあります。防犯の説明そのものは事実ですが、結果として家賃の高い部屋を勧めやすい条件でもある、という一面もあるのです。
だからこそ、勧められるまま決めるのではなく、この記事で見た「階数以外の条件」も、あわせて自分の目で確かめてみてください。
公的な指針から見る、共用部分の防犯性
防犯性の高い建物については、警察庁と国土交通省がまとめた「防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針」という考え方があります。
オートロックの設置や、共用の玄関・階段を見通しよくすること、共用部の照明などが、そのなかで挙げられています。
どのくらい犯罪が起きやすいかを、この記事では数字で言い切りません。たいせつなのは、階数という一点でなく、建物全体の造りで防犯を考えるという視点です。
よくある質問
Q. 一人暮らしは何階が防犯上おすすめですか。A. 2階以上が目安とされますが、共用玄関の見通しや照明、ベランダの隣接によって変わります。階数だけで決めつけないことが大切です。
Q. 女性の一人暮らしで1階は絶対に避けるべきですか。A. 絶対ではありません。柵や人通りの多さ、窓の防犯対策がそろっていれば、1階でも候補になります。
Q. 最上階は防犯上安全ですか。A. ベランダからの侵入はしにくくなりますが、屋上や非常階段からの経路など、最上階ならではの注意点もあります。
Q. 内見で防犯面はどこを見ればいいですか。A. 共用玄関の見通し・照明・エレベーターの位置・郵便受け・ベランダの隣接、この5つを確認しましょう。
まとめ:階数だけで安全・危険を決めない
- 「2階以上=安全」は条件つきで正しい目安。1階でも柵や人通りで補える
- 最上階・角部屋には階数とは別のリスクがある
- 階数を上げると家賃・虫・日当たり・エレベーター待ちまで変わる
階数は、防犯を考えるうえでの入口にすぎません。共用玄関の見通し・照明・エレベーターの位置・郵便受け・ベランダの隣接まで、内見でひとつずつ確かめれば、階数にこだわりすぎずに納得のいく部屋選びができます。
すこしずつで大丈夫です。じぶんのペースで、ひとつずつ、たしかめてみてくださいね。
とはいえ、2階以上にオートロックやモニター付きインターホンまで足すと、家賃は合計で月5,000〜9,000円ほど上がることもあります。
年間にすると6万〜10.8万円の負担増です。手取り12万〜14万円の生活費では、かんたんには吸収しきれない金額でしょう。
理想は、防犯条件を足したぶんの家賃を、生活費のどこかであらかじめ確保しておくことです。
もし階数以外の条件もまとめてしぼり込みたいなら、条件検索に対応した賃貸サイトを一度のぞいてみるのも手ですよ。
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