賃貸・引越し

賃貸の初期費用が払えない時の対処法4選|分割・借入・支援も

賃貸の初期費用が払えない時の対処法4選|分割・借入・支援も

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結論、賃貸の初期費用が払えないときは、①減らす→②分ける→③借りる→④公的な支援を使う、の順で考えます。この順なら、負担を抑えたまま引っ越せるでしょう。

初期費用は家賃の4〜6ヶ月分ともいわれます。引っ越すたびに、まとまったお金が必要です。

給料日前や転職直後は、貯金が足りないこともあるでしょう。「カードも使えない」「誰にも相談できない」という声も少なくありません。

いきなり借金を考える前に、まず費用そのものを減らせないかたしかめるのが安全な順です。

先に結論だけ

  • ◎ まず試すべき ① 初期費用そのものを減らす(交渉・ゼロ物件)
  • ② 支払いを分ける(分割・後払いサービス)
  • ③ 借りる(カードローン。収入と返済計画が前提)
  • ④ 公的な支援を使う(生活福祉資金貸付制度など)

賃貸の初期費用が払えない時の対処法4選(早見表)

まずは全体像です。4つの対処法を、負担の軽さとスピードで比べました。

対処法 負担の重さ スピード 向いている人
①費用を減らす ← 最優先 最も軽い(借金なし) 交渉次第・即日〜数日 まだ契約前で交渉の余地がある人
②分割・後払い 軽い(手数料はかかる) 最短即日〜数日(審査あり) 収入はあるが今すぐ現金が足りない人
③借りる(カードローン) 利息が発生・返済必須 最短即日〜(時間帯・審査による) 安定した収入があり返済計画を立てられる人
④公的な支援 無利子〜低金利 数週間かかることが多い 低所得・障害者・高齢者などの要件に当てはまる人

▶ どの方法も、①→②→③→④の順に検討すると、無理のない負担で工面できます。

まずは、いちばん負担の軽い「支払いを分ける」方法から見ていきます。契約前でまだ交渉の余地がある人は、次の章の値切り方を先に試すのがおすすめです。

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そもそも初期費用はいくらかかる?内訳をおさらい

対処法を選ぶ前に、何にいくらかかっているかをたしかめておきましょう。内訳が分かれば、削れる費目も見えてきます。

費目 目安
敷金 家賃0〜2ヶ月分
礼金 家賃0〜2ヶ月分
前家賃 家賃1ヶ月分
仲介手数料 家賃0.5〜1ヶ月分
火災保険料・鍵交換・消毒費など 3万〜6万円ほど

▶ あわせると家賃の4〜6ヶ月分になることが多く、家賃7万円なら28万〜42万円が目安です。くわしい内訳は「一人暮らしの初期費用は50万もいらない」にまとめています。

①初期費用そのものを減らす:交渉とゼロ物件

この章で分かること

  • まだ契約前なら、交渉だけで数万円下がる費目がある
  • 敷金礼金ゼロの物件は、家賃を高めに設定していることが多い

一番負担が軽いのは、はらう金額そのものを小さくすることです。消毒代や鍵交換代、仲介手数料は、不動産屋が応じやすい費目です。

下げやすい費目・下げにくい費目・実際の伝え方は、別の記事に実例つきでまとめました。契約前なら、まずこちらをたしかめてください。

賃貸の初期費用は値切れる|不動産屋が応じやすい交渉箇所と伝え方

敷金礼金ゼロの物件も選択肢になります。ただし家賃が高めのことがあり、退去のときにまとめて修繕費を求められることもあります。総額で比べましょう。

初期費用も払えない人は信用がなさすぎて誰も部屋貸してくれません…Yahoo!知恵袋の回答より

厳しい意見に見えますが、裏を返せば意味があります。「払えないと分かってから焦って動く」のがいちばん危ないということです。契約前の今、費用を減らせないか一度確かめておきましょう。

②支払いを分ける:初期費用の分割・後払いサービス

この章で分かること

  • 初期費用そのものを、入居後の分割払いに変えられるサービスがある
  • 不動産会社がクレジットカード払いに対応していれば、カード会社の分割も選べる

費用を減らしきれないときは、次に考えたいのが「今すぐ一括で払わない」方法です。初期費用を分割・後払いにできるサービスと、クレジットカードの分割払いの2つを比べます。

方法 仕組み 向いている人・向かない人
初期費用の分割・後払いサービス 提携の不動産会社であれば、初期費用を業者が立て替え、利用者は分割・後払いで支払う 向いている:安定収入はあるが今月まとまった現金が無い人/向かない:提携外の物件を借りたい人
クレジットカードの分割払い 不動産会社がカード払いに対応していれば、手持ちのカードの分割・リボ払い機能を使う 向いている:既にカードの利用枠が十分ある人/向かない:カード払い不可の物件・分割手数料を避けたい人

▶ 提携物件しか使えない代わりに入居前の負担が0円になる専門サービスか、手持ちのカードで済ませるか。この2択です。

○ サブで使う スムーズ|初期費用を分割・後払いできるサービス

スムーズは、賃貸契約にかかる初期費用を業者が立て替えるサービスです。使う人は、入居した後に分割・後払いではらいます。

運営は個別信用購入あっせん業の登録を受けた株式会社スムーズです。

審査は年収などの入力だけで、数十秒〜数分ほどで結果がわかる仕組みです。アルバイトの人も対象に入っています。

ただし対応できるのは、提携の不動産会社の物件だけです。分割回数は3・6・12・24・36・48回から選べます。

回数を延ばすほど、毎月の負担は軽くなります。ただし、はらう手数料の合計は増える点に注意してください。

貯金が足りなくても、理想のお部屋にすぐに引越せるスムーズ公式サイトの利用者の声より

「今すぐ現金はないが、来月以降の収入で払える」という人に向いています。審査に通らなかったときは使えません。対応物件が限られる点も、前もって確かめておきましょう。

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③借りる:カードローンという選択肢

この章で分かること

  • カードローンは「借りて、利息をつけて返す」お金である
  • 安定した収入があることが申込みの条件で、誰でも借りられるわけではない

①②で足りない分の最後の手段が、カードローンです。借りたお金は利息をつけて返す必要があり、収入がない人には向きません。審査に通らなければ借りられません。

「即日融資」をうたう会社もあります。ですが申込みの時間帯や審査状況によっては、当日中に借りられないこともあります。広告をそのまま信じず、余裕をもって申し込みましょう。

貯金もなく、初期費用が払えずに賃貸契約できないです。お金も借りる事できず、なに良い方法ってないですか?Yahoo!知恵袋の質問より

消費者金融3社の条件を、公式サイトで確かめました(2026年8月時点)。おすすめ度は「借りる」の中での順位です。①②より先に、という意味ではありません。

3社の中でイチオシ
△ 条件が合う人だけ
アコム
△ 条件が合う人だけ
プロミス
△ 条件が合う人だけ
アイフル
実質年率 2.4%〜17.9% 2.5%〜18.0% 3.0%〜18.0%
利用限度額 1万〜800万円 800万円まで 1万〜800万円
申込み条件 20歳以上73歳未満・安定した収入 18〜74歳・安定した収入(年金収入のみは不可) 20歳以上69歳まで・安定した収入(年金収入のみは不可)
初回の無利息期間 契約日の翌日から30日間 条件つきで30日間(メール登録・Web明細利用) 最大30日間
担保・連帯保証人 不要 不要 不要

▶ 実質年率の下限だけで見るとアコムがわずかに低めです。ただし3社とも、上限は17.9〜18.0%とほぼ同じです。公式サイトに記載がない項目は「公式に記載なし」として扱っています

アコムの公式サイトで条件を確認する
申込みには安定した収入が必要です。借入は計画的に

△ 条件が合う人だけ アコム|実質年率2.4%〜17.9%

アコムは契約極度額1万〜800万円のカードローンです。実質年率は2.4%〜17.9%です(時期により3.0%〜18.0%のこともあります)。

はじめて使うなら、契約の翌日から30日間は利息がかかりません。申込みは20歳以上73歳未満で、安定した収入がある人が対象です(アルバイト・パート含む)。

アコムの公式サイトを見る
安定した収入がある方が対象です。借りすぎに注意してください

△ 条件が合う人だけ プロミス|18〜74歳の安定収入がある人

プロミスは融資額800万円までのカードローンです。借入利率(実質年率)は2.5%〜18.0%です。

メールアドレスの登録とWeb明細の利用で、初回借入から30日間は無利息になります。申込み対象は18〜74歳で、安定した収入のある人です。

学生・主婦もアルバイト等の収入があれば、あてはまります。ただし年金収入のみの人は、あてはまりません

プロミスの公式サイトを見る
安定した収入がある方が対象です。借りすぎに注意してください

△ 条件が合う人だけ アイフル|利用限度額1万〜800万円

アイフルは利用限度額1万〜800万円のキャッシングです。貸付利息(実質年率)は3.0%〜18.0%です。はじめて使う人は、最大30日間の利息が0円になります。

申込み対象は満20歳以上69歳までです。決まった収入と返済能力があることが条件です(年金収入のみの人は、あてはまりません)。

アイフルの公式サイトを見る
安定した収入がある方が対象です。借りすぎに注意してください

実際いくら返す?【編集部試算】10万円を借りた場合

「借りたらいくら返すのかわからない」という不安は、多くの人が感じるところです。ここでは実質年率18.0%(3社とも上限に近い金利)を使い、元利均等返済で試算しました。

計算式:毎月の返済額=借入額×月利÷(1-(1+月利)−回数)。月利は実質年率18.0%÷12=1.5%です。

返済回数 毎月の返済額 支払い総額 利息の合計
6回 約17,547円 約105,282円 約5,282円
12回 ← 1年で返す場合 約9,168円 約110,016円 約10,016円
24回 約4,992円 約119,798円 約19,798円

▶ 10万円を12回払いにすると、はらう総額はおよそ11万円(利息は約1万円)になる計算です。回数を延ばすほど月々は楽になりますが、利息の合計は増えます。

実際の金利は、審査の結果しだいで上限金利より低くなることもあります。あくまで【編集部試算】であり、確定額は各社の公式シミュレーションでたしかめてください。

④公的な支援:生活福祉資金貸付制度の「住宅入居費」

この章で分かること

  • 低所得世帯・障害者世帯・高齢者世帯であれば、無利子〜低金利で借りられる公的な制度がある
  • 審査に日数がかかるため、今すぐ必要な人には向かない

厚生労働省の「生活福祉資金貸付制度」には、敷金や礼金にあてられる「住宅入居費」があります。かりられる上限は40万円までです。保証人がいれば無利子、いなくても年1.5%でかりられます。

対象は、低所得者世帯・障害者世帯・65歳以上の高齢者世帯です。誰でもかりられるわけではなく、世帯の状況で決まります。

窓口はお住まいの市区町村の社会福祉協議会です。貸付の決定には、返済できる見込みがあるかも考えられます。

▶ ①②③が使えない人、利息そのものを避けたい人は、まず市区町村社会福祉協議会に相談してみましょう。ただし審査に日数がかかるため、急ぎのお金には向きません。

状況別ミニ診断:あなたはどれから試すべき?

まだ契約前で、物件を決めていない人

敷金礼金ゼロの物件を探すか、担当者にオプション費用の交渉をしてみましょう。①の負担が最も軽く、今すぐお金を用意する必要もありません。

正社員・パートなど安定した収入があり、来月には払える人

②の分割・後払いサービスが向いています。手数料はかかりますが、今月の現金負担をゼロに近づけられるでしょう。

収入はあるが急ぎで、分割の審査も待てない人

③のカードローンが選択肢になります。ただし借りる前に、必ず返済シミュレーションで毎月の負担額をたしかめてください。

低所得世帯・障害者世帯・高齢者世帯にあてはまる人

④の生活福祉資金貸付制度が使える可能性があります。無利子〜低金利ですが、審査に時間がかかる点はおぼえておきましょう。

知恵袋に見る「初期費用が払えない」人のリアルな声

実際に「賃貸 初期費用 払えない」で検索している人は、どんな状況にいるのでしょうか。知恵袋の投稿から見てみます。

賃貸の初期費用が払えない場合、分割払いも可能でしょうか?自己破産手続き中なので、クレジットカードは使用出来ませんYahoo!知恵袋の質問より
アパート賃貸で初期費用が払えないものです。初期費用について分割で払っていく事は可能なのでしょうか?それともその場で即決済しないとアパートの賃貸契約もできないものでしょうか?Yahoo!知恵袋の質問より
現在住む場所がありません。貯金もなく、初期費用が払えずに賃貸契約できないです。お金も借りる事できず、なに良い方法ってないですか?Yahoo!知恵袋の質問より
50万円あれば、賃貸物件の初期費用・引越業者費用・不要品処分費用を、全部払えますか?Yahoo!知恵袋の質問より
初期費用を月々の家賃と一緒にお支払いというサービスがあるみたいですよ。結果的に割高になるかもしれませんが検討してみては?Yahoo!知恵袋の回答より

共通しているのは「分割できるかどうか」を真っ先に知りたがっていることです。もう一つは「カードが使えない状況」への不安でしょう。

①②③④のどれかは、今の状況にあてはまるはずです。

返済に困ったときの相談窓口

返済が厳しくなったら、ひとりでかかえこまずに窓口へ相談しましょう。消費者ホットライン「188(いやや!)」に電話すると、最寄りの窓口につながります。貸金業者とのトラブルは、日本貸金業協会でも相談できます。

返済が苦しくなってから新しい借入で埋め合わせるのは、状況を悪化させる典型的なパターンです。早めの相談が、傷を小さくするいちばんの近道です。

よくある質問

Q. 初期費用が払えないと、賃貸契約自体ができませんか?

A. 一括で用意できなくても、分割・後払いサービスやカードローンを使えば契約できることがあります。ただし審査があるため、必ず契約できるとは限りません。

Q. 初期費用の分割は知恵袋でもよく話題になっていますか?

A. はい。「分割払いも可能でしょうか」という質問が多く見られます。不動産会社によって対応は異なり、分割手数料がかかることもあります。

Q. 収入が無くてもカードローンや分割サービスは使えますか?

A. いいえ。どちらも「安定した収入があること」が申込みの条件です。収入がないときは、④の公的な支援制度をたしかめてください。

Q. ブラックリストに載っていても借りられますか?

A. 審査は各社の基準によるため、ここでは断定できません。誰でも必ず借りられるわけではなく、審査に通らないこともあります。

まとめ:初期費用が払えない時は①→②→③→④の順に検討する

まとめ

  • まず①費用を減らす交渉・ゼロ物件を確認する
  • 足りない分は②分割・後払いサービスで埋める
  • 収入があり返済計画が立てられるなら③カードローンも選択肢
  • 収入面で厳しい世帯は④生活福祉資金貸付制度を市区町村社会福祉協議会に相談

初期費用が払えないのは、決して珍しいことではありません。順番を間違えなければ、必要以上に高い利息を払わずに済みます。

とはいえ、家賃7万円なら初期費用はおよそ28万〜42万円が目安でした。

①の交渉だけで数万円、②③の分割・借入を組み合わせても、まとまった負担は残ります。

理想は、交渉できる費目を1つでも多く見つけて、分割や借入に頼る金額を小さくすることです。

もしまだ物件を決めていないなら、契約前に費目をたしかめておくと、今回試算した利息約1万円という負担そのものを減らせます。

初期費用の分割・後払いを診断してみる(無料)
診断は3分ほど・アルバイトの方も利用対象です

初期費用そのものを減らしたい人は「賃貸の初期費用は値切れる|不動産屋が応じやすい交渉箇所と伝え方」もあわせてご覧ください。

内訳を先に知りたい人は「一人暮らしの初期費用は50万もいらない」が参考になります。

分割・借入の審査に不安がある人は「賃貸審査に落ちる人の特徴」もご覧ください。

この記事について
「くらしのさいふ」編集部が、各社公式サイトの商品情報・厚生労働省の資料・実際の相談事例を調査して執筆しています。金利・条件は執筆時点(2026年8月)の情報です。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。返済シミュレーションは編集部による試算であり、実際の金額を保証するものではありません。
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