※本ページはプロモーションが含まれています
結論、家賃が払えないと気づいた時点で一番大事なのは、滞納する前に管理会社へ自分から連絡することです。放置がいちばん状況を悪くします。この記事では、連絡の仕方から支出の見直し、公的な支援、最後の手段としての借り入れまで、順番に説明します。
「今月の家賃、払えないかもしれない」。そう気づいた瞬間は、頭が真っ白になりますよね。
知恵袋を見ると「強制退去になるのでは」「管理会社に電話したら怒られるのでは」という不安の声がたくさんあります。
でも、実際には連絡が早いほど選べる対処は多く残っています。ひとりで抱え込まなくて、だいじょうぶです。
この記事では、①いま滞納しそう・した場合の初動、②支出を減らす方法、③公的な支援、④借りるという最後の手段の順で、実際に使える言葉と数字で説明していきます。
- 滞納しそうと分かったその日のうちに、管理会社か大家へ連絡する
- 強制退去の時期は契約内容によって変わる。「◯ヶ月で必ず退去」と決めつけない
- 借りる前に、支出の見直しと住居確保給付金などの公的支援を先に確認する
家賃が払えないと気づいたら、まずやるべき手順
やることは、実はシンプルです。順番に見ていきましょう。
引き落とし日の3〜5日前|口座残高を確認する
家賃の引き落とし日が近づいたら、まず通帳やアプリで残高を確認してください。足りないと分かった時点で、次のステップに進みます。
むずかしい作業ではありません。ひとつずつ、いっしょに確認していきましょう。
足りないと分かったその日|管理会社か大家に連絡する
ここが最も重要な分かれ目です。連絡が早いほど、相手の対応も柔軟になりやすい傾向があります。多くの賃貸情報サイトも、滞納しそうな時点での早期連絡を最初のステップとして案内しています。
電話でもメールでも構いません。伝えることは3つだけです。
いつ払えるか、なぜ遅れたか、分割できるか。この3つを、順に伝えましょう。
- 「〇月分の家賃について、支払いが数日遅れる見込みです。ご連絡が遅くなり申し訳ございません」
- 「〇月〇日までにはお支払いできる見込みです。分割でのお支払いは可能でしょうか」
- 「今後このようなことがないよう、支払い方法についても見直します」
電話が苦手な人は、このままメールやSMSで送っても問題ありません。連絡しないまま数日過ぎることが、いちばん状況を悪くします。
いいにくいことを、むりに口で伝えなくてもいいのです。文字にするだけで、ぐっと伝えやすくなります。
すでに滞納してしまった|同じ内容を、できるだけ早く伝える
もうすでに1回分の家賃を滞納してしまった場合も、考え方は同じです。連絡が遅れるほど、相手側も不安になり、対応が厳しくなりがちです。
できるだけ早く連絡し、いつまでにいくら払えるかを具体的に伝えましょう。
だいじょうぶです。ひとりで抱え込まないでくださいね。
滞納するとどうなる?契約内容によって変わることを先に知っておく
ここは正直に書きます。「◯ヶ月滞納したら強制退去になる」という断定はできません。強制退去に至るまでの流れや期間は、契約内容や大家・管理会社の対応によって変わるためです。
一般的には、家賃保証会社を利用している契約なら、滞納の翌日〜数日後に電話やSMSで連絡が来ることが多いとされています。その後も未払いが続くと、督促の書面が届き、それでも支払いがなければ契約解除や退去に向けた手続きに進むケースがあると言われています。
ただし、これは「よくある流れ」であって、あなたの契約に当てはまるかは分かりません。正確な時期は、契約書と管理会社への確認でしか分かりません。
こわい気持ちになりますよね。でも、知っておくほうが、きっと気持ちは楽になります。不安な人は、次の章の連絡と並行して、契約書の「賃料不払いの場合」の条項を見ておくと安心です。
自分の家賃は重すぎないか?早見表で確認する
「そもそも今の家賃が、自分の収入に合っているのか」も、あわせて考えておきたいポイントです。ここで、いったん立ち止まってみましょう。
| 手取り | 家賃25%の目安 | あなたの家賃が |
|---|---|---|
| 15万円 | 37,500円 | これより高いと重い |
| 18万円 ← 目安ライン | 45,000円 | これより高いと重い |
| 20万円 | 50,000円 | これより高いと重い |
| 22万円 | 55,000円 | これより高いと重い |
▶ 今の家賃が手取りの25%を超えているなら、一時的な資金繰りだけでなく、そもそも家賃の水準を見直す価値があるでしょう。
家賃の割合について詳しい根拠は家賃は手取りの3割は嘘?で解説しています。今回は「払えなくなった後、どうするか」に絞って進めます。
すこし、じぶんの数字とくらべてみてください。
支出を減らす①:家賃を下げる引っ越しという選択肢
今の家賃が明らかに重い場合、根本的な解決は家賃そのものを下げる引っ越しです。今すぐでなくても、次の更新のタイミングで検討する価値はあります。
ただし引っ越しには初期費用がかかります。ここで足踏みしてしまう人も多いでしょう。
あせらなくて、だいじょうぶです。できるところから、すこしずつ進めましょう。
とはいえ、家賃を下げる引っ越しをしたくても、初期費用17万〜23万円のかべが先に立ちはだかります。
敷金・礼金・仲介手数料・火災保険料をあわせると、家賃3万円台の物件でも数十万円がまとまって出ていきます。
今の家賃で首が回らない状態なら、その初期費用をどう用意するかが次の壁になるはずです。
もしこれから引っ越し先を探すなら、初期費用を抑える具体的なやり方を先に知っておくと安心です。
初期費用を抑えられる物件を見てみる(無料)
登録は無料・年会費などは一切かかりません
引っ越すにも初期費用が足りない人へ
家賃を下げたくても、初期費用が用意できずに動けない人は多いです。値切り方や抑え方を先に知っておくと、動き出しやすくなります。
支出を減らす②:今月からできる固定費の見直し
引っ越しはすぐにできなくても、固定費の見直しは今日からできることです。
| 見直す費目 | 効果の目安 | すぐできるか |
|---|---|---|
| 通信費(格安SIMへ変更) | 月3,000〜5,000円 | ◎すぐできる |
| サブスク・保険の見直し | 月1,000〜3,000円 | ◎すぐできる |
| 食費(自炊中心に切り替え) | 月5,000〜10,000円 | 数日かかる |
| 家賃(更新時に交渉・住み替え) | 月2,000〜10,000円 | 次回更新まで待つ |
▶ 今月の資金繰りには間に合わなくても、来月以降の余白を作る効果があります。通信費とサブスクから着手するのが近道です。
初期費用を値切る具体的な交渉のしかたは賃貸の初期費用は値切れるにまとめました。次に引っ越すときのために、あわせて読んでおくと役立ちます。
ちいさな金額でも、つみかさなれば、たしかな支えになります。
公的な支援を頼っていい。住居確保給付金の実際の要件
「支出を削っても足りない」というときに、次に見てほしいのが公的な支援です。借金より先に、公的な制度を確認するのが順番として安全です。
ここで、あきらめないでください。使える手だては、まだ、いくつも残っています。
代表的なのが「住居確保給付金」という制度です。厚生労働省によると、対象になるのは、次のどちらかにあてはまる人です。
- くらしを支える人(主たる生計維持者)が、離職・廃業から2年以内
- または、本人のせいではない理由で、収入が離職・廃業と同じくらいまで減っている
収入にも条件があります。直近の月の、世帯の収入をぜんぶ足した金額が、「基準額」と「家賃(上限あり)」を足した金額を超えていないことが必要です。
基準額は、住民税の均等割が非課税になる金額の12分の1にあたり、住んでいる市区町村ごとに違います。
もうひとつ、仕事さがしの条件もあります。ハローワークで求職の申込みをし、月2回以上の職業相談を受けるなど、まじめに仕事をさがしていることが求められるのです。
自分で事業をしている人は、求職の代わりに事業を立て直す活動でよい場合もあります。
支給される金額の考え方(断定はできません)
支給額は市区町村や世帯の人数によって変わるため、「◯円もらえる」とは、ここで言い切ることはできません。厚生労働省が示している考え方は、次のとおりです。
| 世帯の収入 | 支給される考え方 |
|---|---|
| 基準額以下の場合 | 家賃の額(上限あり) |
| 基準額を超える場合 | 基準額+家賃額-世帯の収入額(上限あり) |
▶ 正確な金額は、お住まいの市区町村の窓口で計算してもらうしかありません。ここでは、考え方だけ覚えておいてください。
支給の期間は、原則3か月間です。延長は2回までできるので、最長で9か月間まで受け取れる可能性があります。お金は自分の口座には入らず、大家さんや不動産の仲介業者へ、自治体から直接支払われるしくみです。
資産(貯金など)に関する条件があるかどうかは、この記事ではまだ確認できていません。気になる人は、次に紹介する窓口で、あわせて聞いてみてください。
相談先は、お住まいの自治体の福祉担当窓口、または「自立相談支援機関」です。
厚生労働省は「すまこま」という相談サイトも運営していて、電話やメールでの相談を近くの窓口へつないでくれます。地域名や地図から、窓口をさがすこともできますよ。
ほかにも、社会福祉協議会が窓口となる貸付制度など、収入が減った人向けの公的な仕組みがあります。
まずは自分の今の状況を、正直に伝えてみてください。使える制度がないか、担当の人が探してくれます。
ひとりで悩まず、まずは聞いてみてください。それだけで、気持ちがすこし軽くなるはずです。
誰に相談すればいい?窓口に迷ったときの連絡先
「どこに相談すればいいか分からない」という人も多いはずです。順番に整理します。
| 相談したいこと | 相談先 |
|---|---|
| 家賃の支払いそのもの | 管理会社・大家・家賃保証会社 |
| 住居確保給付金などの公的支援 | お住まいの市区町村の福祉窓口・自立相談支援機関 |
| 生活費全般・お金の悩み | 社会福祉協議会 |
| 契約や取り立てに関する不安・トラブル | 消費者ホットライン「188(いやや)」 |
▶ 「まずどこに電話すればいいか分からない」というときは、消費者ホットライン188にかければ、最寄りの相談窓口を案内してもらえます。
どこに聞けばいいか迷ったら、まずはここにかけてみてください。
なぜ管理会社・保証会社は「早めの連絡」をすすめるのか
ここで少し、業者側の事情を種明かししましょう。
家賃保証会社は、入居者の代わりに家賃を立て替えて大家へ払う仕組みで成り立っています。滞納が起きると、保証会社は立て替えた分を入居者から回収しなければなりません。
連絡がつかない状態が続くほど、保証会社は「回収できないリスク」とみなし、対応を厳しく切り替えていきます。仕組みとして、そうならざるを得ないのです。
逆に、入居者から先に連絡があり、支払いの見込みが示されていれば、分割などの現実的な対応を検討しやすくなるでしょう。管理会社が「早めの連絡」を繰り返し案内するのは、この回収の仕組みが理由です。性善説ではありません。
怒られることを恐れて先延ばしにするより、先に動いたほうが、結果的に選べる道は多く残ります。
知っておくだけで、こわさがすこし減りませんか。
それでも足りないときの「借りる」という選択(最後の手段)
支出の見直しと公的支援を確認しても、どうしても今月分が足りない。そういう場合に検討されるのがカードローンなどの借り入れです。ここまでの選択肢を確認したうえでの、最後の手段として考えてください。
まず押さえておきたいのは、「誰でも借りられる」「審査なし」というカードローンは存在しないということです。多くのカードローンは、安定した収入があることを申込みの条件としています。収入が不安定なまま契約すると、返済がさらに苦しくなる可能性があります。
【編集部試算】10万円を借りた場合の返済額
金利は「実質年率」という形で表示されるのが一般的です。数字が小さく見えても、支払う利息は決して小さくありません。編集部で試算してみました。
| 条件 | 金額 |
|---|---|
| 借入額 | 100,000円 |
| 実質年率(想定) | 18.0% |
| 返済回数 | 3回(3ヶ月) |
| 支払う利息の目安 | 約3,000円 |
| 総返済額の目安 | 約103,000円 |
▶ 実質年率18.0%(消費者金融で一般的な上限水準)を例に、編集部で試算した金額です。実際の金利・返済額は契約する会社と返済期間で変わります。
返済が長引くほど利息は増えます。借りる場合は、いつ・いくら返せるかを先に計算してから申し込みましょう。
「即日で借りられる」といった案内も、審査や書類の状況によっては当てはまらないことがあります。断定はできない、と覚えておいてくださいね。
むりをしないことが、いちばん大切です。
あなたはどのタイプ?状況別に見る対処の優先順位
「人による」で終わらせず、状況ごとに何から動けばいいかを整理します。あなたは、どのタイプに近いでしょうか。
まずは管理会社への早めの連絡が最優先です。分割や支払い猶予に応じてもらえる可能性があります。借り入れを考える前に、この連絡だけは必ずしてください。
住居確保給付金など、収入減少そのものを対象にした公的支援がまず選択肢に入ります。お住まいの自治体窓口に、早めに相談しましょう。
傷病手当金など、勤務先の制度で使えるものがないか先に確認してください。そのうえで、自治体の福祉窓口にも相談しておくと安心です。
ひとりで抱え込まず、社会福祉協議会や自治体の窓口にすぐ相談してください。管理会社との交渉も、窓口の担当者が間に入ってくれる場合があります。
どのタイプであっても、いちばんはじめの一歩は、だれかに声をかけることです。
「家賃が払えない」実際の声
知恵袋には、家賃の支払いに悩む相談がたくさん寄せられています。実際の声を見てみましょう。あなたと似た悩みが、きっと見つかります。
共通しているのは「まず連絡すること」「借金より先に相談すること」という2点です。滞納の経験がない人ほど、連絡すること自体をためらいがちですが、実際には早めの連絡が信用として働くケースが多いようです。
あなたと同じように、なやんだ人がたくさんいます。ひとりじゃありません。
よくある質問
Q. 家賃を滞納すると、すぐに強制退去になりますか。A. 契約内容や対応によって異なるため、一律には言えません。連絡せず放置する期間が長いほど、状況は厳しくなる傾向があります。
Q. 管理会社に連絡すると、余計に怒られませんか。A. 実際には、連絡が早いほど分割などの相談に応じてもらいやすいという声が多く見られます。連絡しないことのほうがリスクです。
Q. 住居確保給付金は誰でももらえますか。A. 対象や金額は自治体によって条件が異なります。お住まいの市区町村の福祉窓口で直接確認してください。
Q. カードローンはすぐに借りられますか。A. 「誰でも」「即日で必ず」とは言えません。安定した収入があることが申込みの条件になっている場合がほとんどです。
まとめ:滞納する前に、連絡→支出見直し→公的支援→借りるの順で
家賃が払えないと気づいたら、まずやることは管理会社への早めの連絡です。そのうえで固定費の見直し、住居確保給付金などの公的支援、そして最後に借り入れという順番で考えてください。
むずかしく考えなくて、いいのです。ひとつずつ、たしかめながら進めば、それでじゅうぶんです。
強制退去になる時期を断定することはできません。ただ、連絡が早いほど選べる対処は多く残ります。今日中に、まずは1件だけ連絡してみてください。
ひとつずつ、じぶんのペースで進めていきましょう。
とはいえ、今の家賃が手取りの25%を超えているなら、毎月同じ不安を繰り返すことになります。
更新のたびに数千円を交渉しても、家賃6万円の物件を4万円台に下げるほどの効果は出ません。
根本的に軽くするには、家賃を下げる引っ越しそのものが必要になる場面が多いはずです。
もし今の家賃を見直すなら、初期費用の負担が軽くなる探し方を先に知っておくと動きやすくなります。
家賃を下げられる物件を見てみる(無料)
登録・利用は無料でできます
暮らしのお金、次はどこから見直しますか?
「くらしのさいふ」では、はじめての一人暮らしと毎月のお金の悩みを、実際に調べた数字で解決しています。気になるところから読んでみてください。