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結論、ポイ活の所得は雑所得なら年20万円、一時所得なら年90万円を超えると確定申告が必要です。会社にバレたくない人は、申告時に住民税の欄で「自分で納付」を選べば、天引きされないため気づかれにくくなります。
「ポイ活の確定申告」がこんなに検索される理由|知恵袋の声
「ポイ活で確定申告」と検索する人の多くは、じつは税金の計算よりも「会社にバレたくない」という不安のほうが大きいものです。Yahoo!知恵袋には、こんな声があります。
5件の声を分けると「20万円ルールの勘違い」が最も多く、次に「住民税で会社にバレる不安」が続きました。この記事では、この2つに順番に答えます。
まず全体像:申告が必要になる条件を一覧でチェック
細かい計算に入る前に、申告が必要になる条件を一覧表で確認しましょう。ここでは、ざっと3つのパターンを見ておくだけで十分です。
| ポイントの獲得パターン | 所得区分 | 申告が必要なライン |
|---|---|---|
| 買い物のポイント還元 | 非課税(値引き扱い) | 申告不要 |
| アンケート回答・案件・レビュー投稿 | 雑所得 | 年20万円超 |
| 懸賞・抽選・クレカ入会特典 | 一時所得 | 年90万円超 |
▶ 買い物のポイントは対象外です。案件系は20万円、懸賞系は90万円が申告のボーダーになります。
たとえるなら、ポイ活の税金は「お小遣い稼ぎ」を国に申し出るようなものです。稼ぎが少ないうちは黙っていても大丈夫ですが、ある金額を超えたら「稼ぎました」とひとこと伝える必要がある、というイメージに近いといえます。
この区分の根拠は国税庁のタックスアンサーです。買い物に応じたポイントは「通常の商取引における値引き」とされ、課税の対象になりません(出典:国税庁 No.1907)。
Q1. ポイ活の所得は「一時所得」か「雑所得」か
ここからはQ&A形式で、疑問を1つずつ解決していきます。
Q. 自分のポイ活は一時所得と雑所得、どちらに当たるのかわかりません。
A. 見分け方はかんたんです。アンケート回答やレビュー投稿など「作業の対価」でもらったポイントは雑所得です。懸賞やクレカ入会特典など「たまたま当たった・もらえた」ポイントは一時所得になります。
むずかしく感じるかもしれませんが、要するに「がんばった分か、たまたまか」で見分ければ、それでほぼ合っています。
国税庁のタックスアンサーでも、一時所得は「労務や役務の対価としての性質を持たない、一時の所得」と定義されています(出典:国税庁 No.1490)。
いくつものポイントサイトを使っている人は、案件系(雑所得)と懸賞系(一時所得)を別々に集計する必要があるので注意しましょう。
Q2. 一時所得と雑所得、結局いくらから申告が必要?
Q. 「20万円」と「50万円」、いろいろな数字を見て混乱しています。結局いくらからですか。
A. 会社員などの給与所得者を前提に整理すると、次のようになります。
雑所得には特別控除がないため、他の所得と合算して年20万円を超えたら申告が必要です。
一時所得には50万円の特別控除があり、課税対象は差し引き後の1/2です。そのため「(収入-50万円)×1/2」が20万円を超える、つまり収入が90万円を超えたときに申告が必要になります。
この計算式も国税庁が公開しています(出典:国税庁 No.1490)。
数式だけ見るとむずかしそうですが、覚えておく数字は「案件系は20万円、懸賞系は90万円」の2つだけで十分です。
Q3. 実際の計算方法を早見表で確認
Q. 自分の場合、いくら稼いだら申告が必要になるのか、数字で見たいです。
A. 年間の収入額ごとに、申告が必要かどうかを早見表にまとめました。
| 年間のポイ活収入 | 雑所得の場合 | 一時所得の場合 |
|---|---|---|
| 5万円 | 申告不要 | 申告不要 |
| 20万円 | 申告不要(境目) | 申告不要 |
| 25万円 ← 案件系で多い例 | 申告必要 | 申告不要 |
| 90万円 | 申告必要 | 申告不要(境目) |
| 100万円 | 申告必要 | 申告必要 |
▶ 案件系がメインの人は25万円あたりで申告対象になりやすいので注意しましょう。
例えば、アンケート回答で年間25万円分のポイントを得た場合、経費がなければ25万円がそのまま雑所得です。20万円を超えるため申告が必要になります。
数字だけ見ると身構えてしまいますが、落ち着いて自分の年間合計を数えてみれば、意外とすぐにわかります。
Q4. 確定申告のやり方3ステップ
Q. 実際の申告は、どうやればいいですか。
A. 手順は次の3ステップです。所要時間の目安もあわせて確認しましょう。
- ステップ1:収入を集計する(目安30分) 各ポイントサイトの獲得履歴を確認し、雑所得と一時所得に分けて年間合計を出します。
- ステップ2:確定申告書を作る(目安1時間) 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で、案内に沿って金額を入力します。
- ステップ3:提出する(目安10分) e-Taxでの電子提出か、税務署への郵送・持参を選びます。期限は原則、翌年2月16日〜3月15日です。
ここまでで、申告そのもののやり方は完了です。むずかしそうに見えても、実際にやってみると迷う場面はそう多くありません。次は、多くの人が一番気にしている「会社にバレたくない」という不安に答えます。
Q5. 会社にバレたくない…住民税を「普通徴収」にする方法
Q. 会社に副業やポイ活を知られたくないのですが、方法はありますか。
A. あります。確定申告書の第二表には「給与、公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」という欄があります。ここで「自分で納付」を選びましょう。
言葉はむずかしいですが、やることはシンプルです。申告書のこの欄に、丸をひとつ付けるだけで済みます。
なぜ住民税で会社にバレるのか
会社員の住民税は通常、給与から天引きされる「特別徴収」でまとめて納めるしくみです。ポイ活分の所得が増えると天引き額が増え、経理担当者が気づくきっかけになります。
「自分で納付」に切り替えるとどうなるか
「自分で納付」を選ぶと、ポイ活分の住民税だけが自宅に納付書で届く「普通徴収」に切り替わります。会社に届く通知には、給与分の住民税しか反映されません。
この選択欄は、国税庁の確定申告書等作成コーナーでも案内されている正式な手続きです(出典:国税庁「住民税の徴収方法の選択」)。
なお、これは税逃れの手口ではありません。所得はきちんと申告した上で、納付の窓口だけを自分に変える、正当な選択です。
普通徴収にしても油断できないケース
ただし、普通徴収を選んでも100%安心とは言い切れません。次の3つのケースは注意しましょう。
どれも「絶対にダメ」というわけではありませんが、知っておくだけで、慌てずにすみます。
| ケース | 理由 |
|---|---|
| 副業がアルバイト・パート(給与所得) | 給与所得は「特別徴収」が優先され、普通徴収を選べないことが多い |
| 自治体が特別徴収を優先する運用 | チェックを入れても、自治体の判断で特別徴収にまとめる場合がある |
| 赤字申告・ふるさと納税との併用 | 控除や損益通算の影響で、住民税額の変化から気づかれることがある |
▶ 心配な人は、申告後にお住まいの市区町村の住民税担当へ一本電話して、扱いを確認しておくと確実です。
申告しないとどうなる?よくある失敗と注意点
「面倒だから」「バレなさそうだから」と申告を後回しにすると、次のような失敗につながります。
ちょっとした先延ばしが、あとで大きな負担になってしまうことがあるので、早めに動くのがおすすめです。
まず、所得税の申告漏れには「無申告加算税」がかかります。税率は納税額に応じて15〜20%です。さらに、日数分の「延滞税」も加算されます。
また、見落とされがちなのが住民税です。所得税の「20万円以下は申告不要」というルールは、住民税には当てはまりません。ポイ活の所得が1円でもあれば、住民税の申告は原則必要です。
「20万円以下だから何もしなくていい」という思い込みは、この記事で紹介した知恵袋の声にもあった、よくある誤解です。
最低限これだけ守れば失敗しない要約
ここまでの内容を、最低限これだけ押さえれば失敗しない、という形でまとめます。
- 案件系のポイントは年20万円、懸賞系のポイントは年90万円が申告のボーダーライン
- 所得税が申告不要でも、住民税の申告は別途必要な場合がある
- 会社にバレたくないなら、確定申告書の第二表で住民税を「自分で納付」に選ぶ
この3点さえ押さえておけば、ポイ活の税金まわりで大きな失敗はしません。むずかしく考えすぎず、まずはこの3つだけ覚えておきましょう。
とはいえ、20万円・90万円のラインを知っただけでは、実際に自分がいくら稼いでいるのか分かりません。
案件系だけで年25万円に届くと申告対象になり、無申告のままだと15〜20%の無申告加算税まで上乗せされます。
ルールを踏まえた上で計画的に稼げば、20万円のラインぎりぎりで止めるのも、90万円まで一時所得で稼ぐのも自分で選べるでしょう。
もしまだ自分の年間の獲得ポイントを把握していないなら、案件を見ながら金額を確認しておくと、申告が必要になるタイミングを見誤りません。
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よくある質問
最後に、ここまでで触れきれなかった細かい疑問に、1つずつ答えていきます。
Q. 複数のポイントサイトを使っています。それぞれ20万円以下なら大丈夫ですか。
A. いいえ、違います。雑所得はサイトをまたいで合算します。合計が20万円を超えれば申告が必要です。
Q. ポイントをまだ使っていません(保有しているだけ)。申告は必要ですか。
A. 不要です。ポイントは、使った時(現金化・商品交換した時)に、初めて所得として扱われます。ためているだけの間は、気にしなくて大丈夫です。
Q. 学生や専業主婦(夫)でも同じ基準ですか。
A. 給与所得がない場合は、基準が変わります。詳しくは税務署や税理士に確認するのが確実です。
まとめ|次に読むべき記事
ポイ活の確定申告は、案件系なら年20万円、懸賞系なら年90万円が目安です。バレたくない場合は、住民税を「自分で納付」に切り替えましょう。むずかしそうに見えるだけで、やることは意外とシンプルです。
ポイ活をこれから始める人は、まず基本の始め方から確認しておくと安心です。→ポイ活の始め方はこちら
「そもそも自分の稼ぎ方で20万円に届くのか」が気になる人は、平均収入の記事もあわせてどうぞ。→ポイ活の平均収入はこちら
とはいえ、20万円のラインだけ意識していても、副業をどれだけ増やせるかの計画までは立てられません。
案件系のポイ活で年25万円に達すると申告対象、住民税は1円でも申告対象という2つの基準を同時に管理する必要があります。
20万円ぎりぎりで複数の副業を組み合わせれば、申告なしで月1.6万円ほどのゆとりを作れるでしょう。
もし申告の手間を増やさずに収入だけ増やしたいなら、難易度別の副業リストで自分に合う範囲を確認しておきましょう。
とはいえ、リストを眺めるだけでは、実際に月1.6万円分の副業には近づきません。
まず1つ案件を試してみないと、20万円のラインまでどれくらい余裕があるかも実感できないものです。
早めに動き出せば、年20万円に届くペースを自分でコントロールできます。
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